ヨコエビくん コンセプト
打ちあげられた体積した海藻を主食とするヨコエビが多く見受けられるのは、なんと言っても4~6月の晩春から初夏にかけてである。このシーズンにはメバルは、動きの速いベイトを追うことが多く、レンジも若干下でストラクチャーに隠れ捕食を繰り返す。レンジとスピードを合わせやすいウエイトをアミに変わるメインベイトのヨコエビのシルエットで表現する。
ウィードの流れ着く場所を狙え
浜の掃除屋と呼ばれるように、打ちあげられた海草にヨコエビは群れる。この体積した海藻類が潮位変化や波風により再び沖に流されるタイミングがある。 ヨコエビくんの出番はまさにココで、シャンクに巻きとめられたウェイトにより、姿勢を安定させながら、背中に水流を受け極小のアクションを繰り返す。
ウェイトを巻き込み、やや下のレンジに入れやすい。
シルエットを損なわないように糸鉛を巻き込み、ヨコエビの猫背な形状を再現するとともに、ストラクチャーで待ち受けるメバルのレンジに入りやすい。シャンク側にウエイトを巻いている為に、フックポイントを上に向けキール姿勢を保ちつつも、背中に盛られた樹脂により食わせのトリガーを引く不安定なアクションを繰り返す。
体積した海藻から再び流される。
海藻が打ち上げられ、ひと月ほどすると、沢山のヨコエビが群がる。 その後、北西の風が海を荒れさせヨコエビは海藻と一緒に流される。 一端沖にでたメバルは再びコレを狙いに接岸する。ワンドから流れ出す潮がヒットに導くキーとなる。下げ潮のタイミングを狙うべきである。
意外と速い動きで泳ぐ
ヨコエビの泳ぎは意外と速い。アミパターンとは別物と考えるべきであろう。 ウェイトの役目はレンジを意識しているだけでなく、スピードに対応する為の水絡みの良さの為でもある。一度カウントを取ってから早巻きするとメバルは、コレを追って食ってくる。視界に入れてからスピードを上げるのがコツである。
各パーツの意図
猫背なシャンク部分は、外見をヨコエビに似せるだけでなく、水受けと不安定なフォールを繰り返す。ウエイトの入ったフライは安定しすぎる為に、このような不安定要素を作り出すパーツは必要である。また、細かい足の部分は、ほんの少しの水流で動くよう超極細の繊維であり、繊細な動きで魚を誘う。 しかし、超極細なだけに脆い。ワイヤーでリビングしてあるのは、ヨコエビの体節を表現するとともに補強の意味もある。
UV系カラーの見え方
月の状態に近づけた見え方を作り出して、実際に画像を並べてみる。 上からフラッシュ撮影、大よそ月夜状態、一番下は闇夜状態である。月の明かりにより、人間の眼にもこれくらいの差が見て取れる。UVカラーは、紫外線を発生する光源が無いと意味が無いのであるが、闇夜でもぼんやり見えている。 カラーの選択は、通常ならピンクやパールホワイト。明るすぎる日にはブラックやレッド。濁りが入った日はチャート等を選択しながらローテーションして頂きたい。 色により食い方が全く違う日を何度も経験している。
ヨコエビくん
カラ― | スカッドピンク | グリーン | パープル | オレンジ | パールホワイト | ブラック | チャート | レッド |
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ヨコエビくんの釣果
ユーザー様の釣果
- ソルトマスター(ユーリ会ワンデイダービー当日)
- ***氏