チヌ【クロダイ】キビレ【キチヌ】
チヌは、カラス貝、虫エサ、エビ、・・・中にはスイカ等でも釣れる。好奇心旺盛であり、神経質な一面も併せ持つ。ルアーでもポッパー、ペンシルベイト、ミノー、Mリグ、ラバージグ等々・・・多種多様な釣り方が楽しめるのも魅力である。我々メバリストにとって一番のレッスンになるのは、何と言ってもレイナJWでのトップゲーム、ソリッドシンキングペンシルのドリフトチニングだ。
トップゲームチニング
音の強弱やアクションの強さで、捕食の下手なチヌをヒットに導くためには、何度も追わせるスキルが必要となる。 食い気のある個体か?そうでないか?をいち早く見極めアクションや間の取り方をアジャストしていくのがトップチニングの魅力であり面白さとなる。
ドリフトチニング
河口付近のチヌは一か所に集まっている。ポイントの判断として水の動く場所。合流河川や排水の流れ込むポイントは超一級となる。また、上げ潮、下げ潮の影響を受け、潮位の変化する河口付近は、地形とタイドの変化で釣れ方が大きく変わる。
チヌ【クロダイ】キビレ【キチヌ】の生態
鯛の中でも身近に釣れる種ではなかろうか。河口付近でイナ(ボラの幼魚)に着いていたり、塩分濃度の薄い場所でも釣れる。チヌ【クロダイ】が4~5月ごろの春産卵に対し、キビレ【キチヌ】は秋に産卵すると言われる。真夏の8~9月ごろはチヌは回復の荒食い、キビレは産卵前の荒食いで両方コンスタントに狙えるハイシーズンとなる。
ドリフトチニング
河口付近は大らかな流れでポイントが絞りにくい。しかし必ず横からの流れの発生する場所、つまり排水の合流する場所等を狙う。その場合、排水口のダウン側よりアップに投げ、ドリフトさせる。 慣れてくると、川のカーブから本流とヨレ、さらにブレイクがどうできるかの地形を岸際から想像できるようになる。始めたばかりで分からなければ徹底的に水深7~80cm、泥質、カーブ周辺を狙ってみて欲しい。
引き波を意識する
チヌは臆病にして好奇心旺盛な一面もあるため、ユーリマグナムのような引き波の立つルアーが効果的な場面が多々ある。特に秋にボラの幼魚などに着くベイトパターンでは結果が出やすい。 画像は、BYEEN氏が提供してくれたS,N,S,D,での釣果。これもまた、引き波が素晴らしいルアーである。
トップウォーターチニング
水面での勝負となる為に、フラットな岩礁帯や泥質な河口部など水深が2mより浅いような場所を狙いたい。 流れの流心を狙う場合は強めにポッピング。 段差のある堰の下などで小魚を捕食しているときはドッグウォークで軽快に誘ってみよう。
ボトムを狙うなら
直リグでフライやワームを使う。カニのFLYはチヌを狙うのには古くから使われてきた。 ズル引きで砂煙をあげるように引くと、ガツガツと何度も当たってくる。早合わせは禁物で、十分に魚の重みが乗ってから合わせること。 30cmくらい跳ね上げるイメージで着底後に少し間をとるとアタリが出やすい。
エライザ―による潮目直撃ドリフト
河川でカーブを見つけ出し、潮の流れによる地形変化を想像しながら流速を読み直撃する。2020年NEWアイテムのエライザ―が爆発的な釣果をおさめた。チヌは流れが強くなりすぎる下げの時合では、その体系から流芯にステイしにくい。大きくヨレた場所まで飛距離を稼ぎロングドリフトすると釣れやすい。
チヌの料理
- チヌのカルパッチョ
- チヌの漬け丼
- O,N氏
- ソルトマスター
SMF2ユーザー様の釣果